こんにちは!年子パパです。
3回に分けて書いてきた不妊治療の話も、今回の【後編】で最後です。
前編では「自分たちの年齢と身体の状態を知っておくこと」、
中編では「病院選び」について書きました。
最後は、
「夫婦で価値観と覚悟を合わせる」
ことについて、
不妊治療を始める前に夫婦で話しておきたいことを中心に書きたいと思います。
不妊治療は、どちらか一方だけが頑張ればいいものではありません。
この記事のポイント
- 不妊治療で感じた、通院・仕事・お金・体調の負担(男性側から見て)
- 治療への希望を、夫婦で言葉にして確認しておきたい理由
- 「授かれなかった場合」も、事前に話しておく大切さ
- 受診を迷っている方へ、受診の目安
※この記事は、我が家の不妊治療の体験をもとに書いています。
治療方針や検査は、年齢・身体の状態などによって異なります。
必ず医療機関に相談してください。
不妊治療は、想像以上に負担が大きい
不妊治療と聞くと、病院に通って検査や治療を受ける、というイメージを持たれていると思います。
さらに、実際にはさまざまな負担が伴います。
- 定期的な通院の負担
- 薬やホルモン治療による体調の変化
- 結果が出ないことによる精神的なストレス
- 治療にかかる金銭的な負担
こうした負担を乗り越えていくには、夫婦の協力が欠かせません。
相手が何を考えているのか、どこまで治療を望んでいるのか。
お互いの気持ちを、具体的に理解しておくことは、とても大切です。
男性から見た不妊治療のリアル
我が家の場合は、妻が中心で治療を受けていました。
不妊治療はタイミングが非常に重要なので、急な受診も日常茶飯事でした。
妻は正職員からパートに移行していたので何とかなりましたが、正職員のまま治療を続けるのは、特に会社側の理解が必要だと感じました。
職場にどこまで伝えるかは悩むところですが、通院のために勤務を調整できるかは、確認しておきたいことの一つだと思います。
また、ホルモン治療は体調の変化を伴うので、見ているこっちが申し訳なくなるほど、苦しそうでした。
特に苦しんでいたのが、体外受精のため、採卵前の薬の調整をしている時期と採卵自体の痛みです。
体外受精に進んだ場合、女性側の負担は一段と大きくなると強く感じました。
治療への希望を、夫婦で言葉にして確認しておきたい理由
例えば、
- 片方はどうしても子どもが欲しいと思っている
- もう片方は、そこまで強く望んでいるわけではない
そんな違いがあることも考えられます。
僕の知人の話です。
妻は子どもを強く望んでいましたが、夫はそこまでではなく、妻の希望で不妊治療を始めました。
治療を進めるなかで、妻が夫に協力を頼む場面が増え、夫婦の関係もうまくいかなくなり、離婚に至りました。
もちろん、夫婦の間で起きたことのすべてを、僕が知っているわけではありません。
ただ、この話は、治療への気持ちに違いがあるまま進める難しさを考えるきっかけになりました。
子どもをどのくらい望んでいるのか。
どこまで治療を受けたいと思っているのか。
治療中、どんな協力が必要になりそうなのか。
夫婦だから同じ気持ちのはず、と考えずに、治療を受ける側も、支える側も、自分の気持ちを話しておくことが大切だと感じています。
「授かれなかった場合」も話しておく
少し重たい話になりますが、これも事前に考えておきたいことです。
それは、
- もし子どもを授かれなかった場合、どうするのか
- 2人でどんな人生を歩んでいくのか
ということ。
不妊治療を始めると、どうしても「子どもを授かること」が目標になりがちです。
しかし、必ず望んだ結果が得られるとは限りません。
だからこそ、子どもを授かれなかった場合についても、夫婦で話し合っておくことには意味があると思います。
我が家でも、この話を事前にしていました。
そのおかげで、気持ちがかなり楽になったことを覚えています。
治療を続けることだけが正解ではありません。
どこまで治療を続けるのか、どんな選択をするのか。
夫婦で納得できる方向を考えておくことが、精神的な支えにもなると思います。
迷っているなら、まずは一度相談を
もし今、
- 不妊治療を始めるべきか迷っている
- なかなか妊娠せず、悩んでいる
- 病院を受診した方がいいのか分からない
そんな状況であれば、まずは専門の医療機関で相談してみることをおすすめします。
受診したからといって、必ず治療を始めなければならないわけではありません。
まずは自分たちの状態を知ることも、大切な一歩だと思います。
受診の目安
受診を検討する目安
日本産科婦人科学会は、妊娠を望み、避妊せずに性交していても1年間妊娠しない場合を、不妊症と説明しています。
ただし、排卵の問題や子宮内膜症などがある場合には、1年を待たずに検査や治療を検討したほうがよいとされています。
また、年齢によっても、早めの対応が必要になる場合があります。
「1年たつまでは相談してはいけない」という意味ではありません。
月経の状態や妊娠について気になることがあれば、産婦人科で相談してください。
僕たち夫婦も20代でしたが、1年間妊娠しなかったため、病院を受診しました。
そして、その後の受診で、妻がPCOSと分かりました。(詳しくは前編に書いています)
また、その際、医師から、僕たちの年齢などを踏まえた妊娠の見通しについて説明を受けました。
その話を聞いたとき、妻がこういったのを覚えています。

妻
もっと早く受診しておけばよかった……
もちろん、これは僕たち夫婦が当時感じたことです。
すべての人に同じ受診時期が当てはまるわけではありません。
ただ、今振り返ると、もっと早く専門家に相談しておけば、少なくとも自分たちの状態を知る機会は早く持てたのかなと思います。
妊娠や不妊治療について悩んでいるなら、ひとりで抱え込まず、まずは相談してみてください。
まとめ|不妊治療で後悔しないために大切な3つのこと
3回にわたって、我が家の不妊治療の経験と、振り返って大切だと感じたことを書いてきました。
改めて、僕が伝えたかったのは、この3つです。
前編では、妻のAMHや採卵の経験を通じて、数字だけでは分からなかったことを書きました。
中編では、病院の治療方針を確認し、自分たちの希望を伝えて、納得して治療を進められたことについて。
そして後編では、治療の負担や、子どもを授かれなかった場合も含めて、夫婦で話しておく大切さを書きました。
僕たちは治療を経て子どもを授かりましたが、同じように進めれば、同じ結果になるという話ではありません。
それでも、身体の状態を知り、病院に相談し、夫婦で話しながら進められたことは、振り返ってよかったと感じています。
治療を始めるか、どこまで続けるか、治療を選ばずに過ごすか、
夫婦によって考え方も事情も違うと思います。
どの選択であっても、それぞれの夫婦が納得して決めたことなら、尊重されるべきだと僕は思います。
我が家の経験が、医師に相談することや、夫婦で話すことを考えるきっかけになればうれしいです。
以上、年子パパでした!
この記事について
この記事は、我が家が不妊治療を経験した際の記録・体験をもとにしています。
治療内容や検査結果の意味は人によって異なります。
現在、不妊治療や妊活について悩んでいる方は、医療機関に相談してください。
参考情報
不妊治療については、年齢や身体の状態によって適切な検査・治療が異なります。
日本産科婦人科学会などの公式情報も確認しながら、必要に応じて医師へ相談することをおすすめします。
